ひいらぎの大学雑記

ひいらぎの大学雑記

現役名大生が名古屋大学合格のための勉強法をお伝えします。

名古屋大学に受かるには【勉強習慣編】

 

 今回は勉強習慣について、3年間を振り返るとともに後輩へのアドバイスを残そうと思います。

 

経験談

注:やたらと長いので、アドバイスだけ見たい人は下の方までスクロールするか目次でアドバイスまで飛んでください。

 

1年生

平日:0~1時間/日

休日:1~2時間/日

  特に勉強していたとは言えません。週課題の他は試験前にちょっと勉強するくらい。成績は一年で大きく上下に変動していますが平均すると130位/360人ほど。

 

2年生前半

平日:30分~1時間/日(試験期間は2時間/日)

休日:2~3時間/日

  春になって勉強習慣をつける必要性を感じるも、勉強時間はほとんど増えませんでした。結局、夏休み前の実力試験で、3教科順位224位/360人(自己最低)を記録。

 

2年生夏休み

 0~3時間/日

  文化部2つを掛け持ちし、さらにある文化部(人数不足)の手伝いに行っていたため、文化祭の準備に追われて夏休みはほとんど勉強しませんでした。結果夏休み明けの実力試験の3教科順位はほとんど伸びませんでした。

 

2年生後半

 2回の実力試験の結果を受け、さすがにまずいと思い始めたため慌てて勉強し始めます。直近の定期試験では結果を出せないものの、その次の定期試験では3教科129位まで挽回。さらに、私の得意な物理化学が実力試験の順位に反映され5教科順位として表示されるようになったため、校内順位は急激に伸び始めます。

 ちなみにこのあたりではスタプラから離れていたため勉強時間の記録が残っていません。

 

3年生前半

平日:(部活あり)2.5~3時間/日

   (部活なし)4~5時間/日

休日:7~8時間

  志望校を名古屋大学に固めたのはこの頃になってからだったように思います。

 部活後に3時間の勉強時間を確保するのはなかなか厳しくはあったものの、朝休み、通学途中などを利用してどうにか時間を確保します。

 部活のない日は、放課後に学校の自習室に籠もり、閉館まで(3時間程度)勉強していました。家に帰ってから、夕飯を食べてまた勉強。こうすることで、1日の中で勉強する環境を変え、集中力を保ちました。

 部活をしていた分休日にしっかり勉強すべきだとは思ったものの、1,2年生のときに長時間勉強した経験がないため、集中力が続かず1日8時間が限界値でした。

 

3年生夏休み

 7~9時間/日

 休み中も学校の自習室に通い「勉強せざるを得ない環境」を作るようにしていました。まだ過去問には手を出さず、理数の基礎を固めることに注力しました。また、苦手だった英語は1日1長文を徹底しました。すると、8月末の名大オープンでは英語の得点率が最も高いという結果を出し、苦手意識の克服に成功します。

 部活では、片方は夏休み明けの文化祭の準備、もう片方は8月初旬の全国大会があったため、相当多くの時間を部活に吸われたと思います。しかしながら、勉強漬けではなく部活を挟むことで気分転換にもなったため、結果としての勉強量は増えていたかもしれません。

 

3年生秋

平日:4~5時間/日

休日:8時間/日

  自分の集中力の限界がわかっていたため、無理に勉強時間を増やそうとはせず、短い時間の中でいかに多くのものを得るかということに重点を置いて勉強しました。

 10月頃から名大の英語、数学15カ年を1日1問ペースでやり始めます。また理科の過去問はやらず、かわりに名門の森や化学の新演習といった難関大用問題集を主にやっていました。

 国語と地理はセンター対策として少しずつやっていましたが、基本は二次対策に時間を割きました。

 

3年生冬 ~センター

平日:4~5時間/日

休日:8時間/日

 12月になってやっと国語・英語のセンター過去問を始めました。理科と数学は授業時間での演習以外は二次対策を続けました。冬休みに入ってもこの配分は変わらず、数学のセンター過去問に取り組み始めたのは年明けから。さらに、理科に関しては当日まで過去問はやらないままでした。

 

センター後

 8~9時間/日

 ひたすら過去問やオープン模試の過去問をやってました。面接が無理だと思ったので推薦は取ろうとしませんでした。

 

 

 そして一般で合格しました。

 ちなみに、Twitterは3年生のうちに一度辞め、途中で復帰しました。終わってみると、時間を浪費しないレベルであれば必ずしもSNSを断ち切る必要はないのではないかと思います。

 

 

アドバイス

 高校の課題は(明らかに無駄なものを除いて)きちんとやって出しましょう。公立進学校で、課題が多すぎて自分のやりたい勉強ができないと言っている人は、地方旧帝大に進むにはまだ実力不足です。大量の課題であってもサクッと終わらせられるくらいであれば、ある程度余裕をもって地方旧帝大を受験できるのではないでしょうか。

 逆に、高2の中盤までは課題と試験勉強がしっかりできさえすればそれなりに遊んでも大丈夫だと思います。特に学校外で問題集を買う必要はないでしょう(高校のレベルにもよりますが)。

 

 高3になるまでに勉強の習慣をつける努力をしておきましょう。目標は、高3の夏休みにコンスタントに1日10時間勉強することです(私はできませんでしたが)。もちろん勉強の密度は重要ですが、まずある程度量がないと話になりません。これを達成するためには、まず春休み中に1日10時間勉強を体験しておくといいでしょう。その中で自分の集中力の限界や周期をつかむと、夏休みの勉強で役立つのではないかと思います。

 ただし、勉強するために睡眠時間を削るのはやめましょう。睡眠時間を削るくらいなら勉強しなくていいです。私は受験生の1年間の間、最低でも睡眠時間7時間は確保していました。

 

 最後に、受験のために何かを辞める、というのは本末転倒ではないかと思います。上に書いたように、私は高3の夏まで部活をして、入試直前までTwitterをしていましたが、それでも受かっています。やりたいことはしっかりやって、勉強もしっかりやった3年間を過ごし、その上で大学入試に受かってこそ、受験に成功したといえるのではないでしょうか。理想論かもしれませんが、少なくともやってできない理想ではないはずです。

 

 

 

 

tsukimiya-hiragi.hateblo.jp